ポジティブワン、PC/Android/Linux小型USB拡張モジュール「POC-RS485-V2」を販売開始
2019/12/13 13:00
ポジティブワンは、PC/Android/Linux小型USB拡張モジュール「POC-RS485-V2」の販売を開始した。
RS485規格はRS232と比較して、電磁的な歪みに対する堅牢性を有するため対応ケーブル長がRS232の100倍近いことや、バス方式で機能するため複数のセンサーをチェーン接続できることなどの利点がある。
しかし、産業環境でRS485のような長いケーブルを使用する場合は、他のマシンによってケーブルに誘導される、深刻な電磁的な歪みへの準備が必要だ。
具体的には、異なるフェーズで電源が投入されたデバイスや、同じ回路で電力消費量の多いマシンの電源をオン/オフしたときに発生するサージなどへの対策が求められる。
初期モデル(POC-RS485-V1)は、この種の問題から十分に保護されていたが、今回発売されるPOC-RS485-V2を使用することで、モジュールの耐性をさらに高められる。
並行して、モジュール自体の電磁放射も低減し、電磁放射に対して保護されていない他のデバイスへ影響を与えるリスクも回避しているため、居住環境の厳しい排出要件に適合している。本体寸法は、初期モデル(POC-RS485-V1)の56mmに対して60mmだ。