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4輪メカナムホイールのモンスター——ヴイストン、可搬重量120kgの大型台車ロボット「メカナムローバーG120」発売

ヴイストンは、可搬重量約120kgでメカナムホイールの搭載により全方向移動ができる大型の研究開発用台車ロボット「メカナムローバーG120」を発売する。

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同ロボットは、同社から発売中のメカナムローバーの車体構造をベースに、車輪やモーター、制御基板、筐体構造を見直し、可搬重量120kgを実現した。メカナムホイールによる全方向移動が可能で、最高速度は秒速1.3mだ。

Wi-Fi、BLE、BluetoothClassicの無線通信、および有線USBシリアル通信に対応。また、ROSメッセージ通信に対応しており、ROSを使った制御ができる。ROS導入のドキュメントとサンプルプログラムが付属するために初心者でもROS環境システムを作成することができる。

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制御ボードには「ESP32-WROOM-32」マイコンが搭載されており、Arduino IDEでの開発に対応し、モーター制御関数などのライブラリも付属する。また、ゲームパッド型無線コントローラーからの無線操縦もできる。

本体材質はアルミニウムで、サイズが592×497×203mm。駆動方式は四輪駆動メカナムホイールで、エンコーダーによって回転検出する。本体の他に充電器、無線操縦セット、およびArduinoライブラリ、ROS用サンプルコードが付属する。

本体価格はオープン価格。周囲の障害物などを検知するLRFオプション(10万円)や、Raspberry Pi 3Bを取り付けて出荷するオプション(9000円)、Raspberry Pi 3Bオプションなどに必要になる拡張機器用電源基板オプション(3万円、いずれも税別)の各オプションが用意されている。

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