今回の資金調達の引受先は、ハイレックスコーポレーション、Fidelity International、ブラザー工業、フューチャーベンチャーキャピタル（ロボットものづくりスタートアップ支援ファンドによる引受）、ナック、TIS、東和薬品、トーカイ、ビックカメラなどの各社だ。

今回調達した資金は、新製品の研究開発および国内外の事業開発／事業拡大に投資予定で、今回の第三者割当引受先企業の一部との業務提携も実施する。

同社が販売する「マッスルスーツ」は、空気圧で稼働する人工筋肉の働きで動作を補助する、装着型の作業支援ロボット（アシストスーツ）だ。

人を抱え上げる、重い物を持ち上げる、中腰姿勢を保つ、といった作業時に腰の負担を低減する効果を発揮し、腰痛の予防、労働環境改善や人手不足対策に貢献する。2019年11月、軽量化／低価格化した「マッスルスーツEvery（エブリィ）」を発売、従来品も合わせ累計販売台数は5000台を突破した。

同社はマッスルスーツEveryの発売により、これまでの法人中心の需要から個人顧客へもターゲットを広げ、事業を展開予定だ。