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汚染物質を光触媒で分解——フィルター交換不要のポータブル空気清浄機「LUFT Cube」 #CES2020

台湾のRice Earは、UVA LED(近紫外線発光ダイオード)の光を使って、大気中の汚染物質を分解除去する小型ポータブル空気清浄機「LUFT Cube」を、ラスベガスで開催された「CES 2020」に出展した。

LUFT Cube

LUFT Cubeは、特許取得済みのナノテクノロジー「Solid-state Photo-catalysis Purification(SPP)」を用いて、汚染物質を無害な水と二酸化炭素に分解中和する装置だ。大気中のかび、バクテリア、悪臭、アレルゲン、菌類、ウイルス、ホルムアルデヒドなどの有害化学物質を周囲360度どこからでも吸収し、空気を清浄化できる。

LUFT Cube

LUFT Cubeは交換式フィルターを使わないので、フィルター交換の手間がかからない。メンテナンスは金属製の抗菌メッシュフィルターを取り出して水洗いするだけだ。

また、USB Type-Cポートを備えておりUSB経由で給電するので、電池の交換も不要。モバイルバッテリーからの給電も可能で、給電にかかる費用は年間で2ドル未満だという。サイズは65×65×117mmと小型のため、バッグに入れてどこにでも持ち運べる。

LUFT Cube

LUFT Cubeの空気清浄方式は、UVA LEDを使う光触媒のため、HEPAフィルターを搭載する空気清浄機よりも高性能だ。HEPAフィルターの場合、汚染物質をフィルターでただ吸着するだけだが、光触媒方式では汚染物質を分解して無害にすることができる。

LUFT Cubeは、2019年12月8日までIndiegogoでクラウドファンディングを実施済みで、目標額の17倍以上に当たる約18万ドル(約2000万円)の調達に成功している。

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