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休校期間中に生徒が取り組める自由研究の機会を提供、つくば市が自宅学習を支援

FabCafe Tokyoは2020年3月5日、休校が開始される同年3月6日に合わせて、つくば市が自宅学習のサポートを始めることを発表した。

つくば市が開始するのは「つくばこどもクエスチョン オンライン」。このサービスは、休校期間中に児童/生徒が取り組める自由研究の機会を提供することが狙いだ。興味の発見に加え、問いの設定や問いに対する調査、自分なりの解の導出、自主的な学習計画づくりなどの力がつくことを期待する。

希望する児童/生徒は、専用のワークシートを埋める形で自由研究を進められる。オンライン上で研究者や司書に相談できることが特徴で、事前に特設サイトで受け付けた質問に対し、つくば市のYouTubeチャンネル上のライブ配信で回答する。回答にはつくば科学教育マイスターなど、つくば市の取り組みに参加する科学者10名以上が参加する。

今回の取り組みのフレームワークとなっているのが、ロフトワークとFabCafe Tokyoが企画/運営した体験型科学教育イベント「つくばこどもクエスチョン2020」(2020年2月22日開催)だ。同イベントでは、個性豊かな研究者やファシリテーターたちが、身近なものや空想から仮説/問いを立て、問いを探求するプロセスを描くためのサポートを実施した。

つくばこどもクエスチョンは、つくば市が主催する「つくばSTEAMコンパス」の活動の一つだ。つくば市が科学教育の推進に向け、同市在勤の研究者、研究機関、科学イベントを見える化し、子どもの考える力を継続的に伸ばすシステムづくりの一環で立ち上げた。つくばSTEAMコンパスのWebサイトでは、イベント情報のほか、子どもたちに研究や研究者に親しみを感じてもらえるようなコンテンツが掲載される予定だ。

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