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先生の代わりに音声で注意——小学校で授業を円滑に進めるためのロボット「BobbeeBot」

小学校で授業を円滑に進めるためのロボット「BobbeeBot」がKickstarterでクラウドファンディング中だ。

BobbeeBotは、子ども向けのおもちゃではなく、小学校の授業中に騒がしくなりがちな児童たちに注意を促し静かに授業を受けさせるためのツールだ。

BobbeeBot

教室に置かれたBobbeeBotは、起動すると自己紹介を行い、自分は音に敏感なロボットであることを告げる。先生は、A、B、C、Dの4つのボタンが付いたワイヤレスキーパッドを使って、起動や音声メッセージ再生などの操作をすることができる。

BobbeeBot

BobbeeBotは、教室内のノイズレベルを計ってレベルメーターに表示する。教室の中が騒がしくなってメーターが振り切れると、ブザー音の後に「少しうるさいです。音を聴く回路が駄目になってしまいます。静かにしてください」と児童たちに音声で注意し、LED表示を緑から黄色に変える。再びメーターが振り切れるほどのノイズを検知すると「すみませんが、しばらくシャットダウンして眠ります。君たちはうるさ過ぎます」などとしゃべって停止する。

その後、BobbeeBotは、先生がキーパッドを操作すると再び起動して目を覚ます。BobbeeBotによって、先生が大きな声を出さなくても児童を落ち着かせることができ、授業を円滑に進められるという。

なお、BobbieBotが搭載している音声メッセージは英語またはフランス語のみで、日本語には対応していないので注意が必要だ。

BobbeeBot

BobbeeBotの価格は、84カナダドル(約6800円)。出荷は_2020年4月の予定で、日本への送料は45カナダドル(約3600円)だ。

BobbeeBotは1200カナダドル(約9万7000円)を目標に、2020年3月22日までクラウドファンディングを実施するが、2020年3月16日時点で既に目標額を達成している。

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