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Pythonで操作可能——スマートロボティクス、コンパクトサイズのモーター「Buildit Actuator」の販売を開始

スマートロボティクスは2020年3月13日、コンパクトサイズのモーター「Buildit Actuator」(型番:BA-70-100-HD)の販売を同月から開始したと発表した。

同製品の寸法は61×61×124mm、重量は1100g、定格トルクは6Nm。減速機やクロスローラーベアリングに加えて、多回転対応エンコーダー、モーター、ブレーキ、サーボドライバーを搭載。保持ブレーキやベアリング機構、駆動用や位置決め用の制御回路が内蔵されているため、ロボットアーム開発の設計/製造コスト削減に適している。

また、ロボットだけではなく、IoT機器や部分的な自動化ツール(バルブ開閉/カメラ雲台/展示会のオブジェ/アームロボットのプラス1軸の自動化など)としての活用も可能だ。

セットアップは同製品と電源(DC24V)、ホスト(パソコン)を接続するだけのシンプルな構成を採用しており、セットアップに必要な時間は約3分だ。

制御用コマンドはPythonで記述でき、サンプルコードも公開している。マイコンボードにプログラムを組み込んでいるため、無線LANやBluetoothの使用によりパソコンなし/配線レスで利用できる。

今後は小出力/高出力、減速比を軸としてラインアップ拡充を進めるとともに、同社が開発している「トマト収穫ロボット」のロボットアームや台車、カゴのローディングなどにも同製品を活用予定だ。

「Buildit Actuator」α版を使用したイベント展示用のスカラロボット

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