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既存メーターをスマート化する「eMeter」が商用開始、人力検針不要に

リンクジャパンとグローバルソリューションズは、既存のアナログ式水道メーターをスマート化する「eMeter」を春日那珂川水道企業団に2020年4月から導入すると発表した。

春日那珂川水道企業団は、福岡県の春日市と那珂川市に水道事業を展開する春日市の水道事業者だ。eMeterの試験導入は2019年6月から春日市や那珂川市など計14カ所で開始され、2020年3月で実証実験が終了した。

試験の内容は自動検針結果と実際の検針結果の照合に加えて、通信品質の検証や自動検針における課題の確認と解決などで、1日1回(合計約300回)の検診を実施した。期間中は台風17号と19号に遭遇し、水没や土砂に埋もれる箇所もあったが、誤報や通信障害はなく商用可能と判断され、2020年4月から同団体の一部箇所で運用が開始される。

eMeterは検診写真を撮影してクラウドに転送し、AIにより画像を数字化する。暗い場所でも写真を撮影可能で、電源不要で既設メーターに後付けで接続できる。通信に使用する規格はLPWA(NB-IoT)で、2通信により全国エリアをカバー。月1回の通信で10年間利用可能だ(電池駆動)。

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