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新型コロナ対応で自宅待機の子どもを支援——Raspberry Pi財団がオンライン学習環境を提供

Raspberry Pi財団は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため学校へ通えない子どもたちなどへの支援活動について紹介した。

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同財団では、世界各国のロックダウン(都市封鎖)を受け、すべての会議やイベントをオンラインに切り替えているという。自宅待機で授業やクラブへ参加できない子どもたちを支援するため、そのノウハウや知見を活かし、教育現場に最大限の貢献をするためさまざまな取り組みを開始している。

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一例として、ケンブリッジ大学コンピューターサイエンスアンドテクノロジー学部と共同で、250人以上の研究者らによるシンポジウム「Cambridge Computing Education Research Symposium」を、急遽オンラインミーティング方式に変更し、開催したと報告している。

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さらに、リモートワークや家事で頭を悩ませている家庭を支援するため、バーチャルオンライン学習ツール「Digital Making at Home」を提供する。

自宅学習をする7~17歳の生徒が対象で、プロジェクトリソースのフリーライブラリー(29カ国語対応)提供を皮切りに、スキルのレベルに応じたインストラクション動画を作成中だ。毎週テーマを設定し、問題解決の方法や、テクノロジーを通じた創造性の表現方法などを自ら学ぶ意欲を高める。

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また、イングランドのパートナーの協力の下、教師によるリモート学習をサポートする。コンピューティング/コンピューターサイエンスの教材を無料で提供しており、イングランド以外の地域のパートナーとの協力も模索中だ。

同財団には、多数のボランティアやパートナーからの支援の輪が広がっているという。今後もロックダウンは続くとみられ、引き続き同財団の活動内容の拡散や、翻訳、寄付などの支援を求めている。

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