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足のゆがみを矯正、スマホで作る3Dプリンター製オーダーメイドインソール「HOCOH」

ジャパンヘルスケアは、オーダーメイドインソール「HOCOH」の販売を開始した。

このインソールは、足腰の痛みや疲れの原因となる足のゆがみの矯正を目的として開発された。足の写真をスマホで撮影して送るだけで、医療者が解析し3Dプリンターで製造されたオーダーメイドインソールが自宅に届く仕組みだ。

最大の特徴はインソールの硬さで、欧米で広く処方されている骨格矯正を目的とした硬いインソールを採用している。柔らかいインソールでは、その場の痛みを抑えられても体重を支えきれず、ゆがみは整えられないが、硬いインソールであれば骨格を整えられる。

HOCOHインソールの効果検証は、竹中工務店が主催した「TAKENAKAアクセラレーター」プログラムの支援のもとで実施された。建設作業員や医療従事者など112人にHOCOHインソールを2カ月間使用してもらったところ、足の疲れの軽減や腰痛の改善につながったとの回答が得られたという。

作製に当たり連携した浜野製作所は、スタートアップの量産のための試作や設計をワンストップで支援する拠点「スタートアップファクトリー」の一つだ。ジャパンヘルスケアは、同製作所の支援のもとで試作や設計を検証し、3Dプリンターで製造するコア部分が一つ一つ異なることに合わせ、手作業での精密さが求められる職人のいる工場と連携し、製造する体制を構築したとしている。

現在は新型コロナウイルスの感染対策のために外出の自粛が余儀なくされているが、スリッパのインソールとして使うことによる屋内利用も可能だ。販売価格は1万9800円(税込)で、年内1万足の販売を目指す。

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