ダッソー・システムズ、オープン・イノベーショ ン・ラボ「3DEXPERIENCE Lab」で人工呼吸器の開発支援——新型コロナ対応
2020/04/21 17:00
ダッソー・システムズは、同社が開設した新型コロナウイルス対策のためのコミュニティ (OPEN COVID-19オンラインコミュニティ)の取り組み中から、インドの医療用支援器具の製造を行うNPO「Inali」が人工呼吸器「スマートベンチレーター」を開発したと発表した。
ダッソー・システムズのオープン・イノベーショ ン・ラボ「3DEXPERIENCE Lab」は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大に対応するため、安全かつ手頃な価格で製造しやすいスマートベンチレーターの開発を支援している。
スマートベンチレーターの設計と開発には、アプリケーション群をクラウド上で利用できる「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を使用した。3DEXPERIENCEプラットフォームによって、インドのInaliは各地に分散する専門家やイノベーターのコミュニティとリアルタイムで共同作業を行い、コミュニティ全体の知識やノウハウを使うことができたという。
そして3Dモデルの設計とエンジニアリング、各機能のシミュレーション、プロトタイプの製造と検証を行い、スマートベンチレーターの開発を、8日間未満で完了させることができたとしている。