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SFの世界から来たパワードスーツ——デルタ航空が採用する外骨格ロボット「Guardian XO」

Image: Sarcos Robotics

ロボティクス企業のSarcosは、人間が中に入って操作できるバッテリー駆動の産業用全身外骨格ロボット「Guardian XO」を発表した。今後、デルタ航空において重量物の運搬作業補助の目的で使用する予定だ。

フォークリフトやリモート制御によるロボットは、パワーはあるものの、人の手作業に比較して器用さに欠けるという課題がある。人間が装着する外骨格タイプのロボットであるGuardian XOは、人間の知能や器用さをそのままに、そのパワーを20倍に増幅。最大200ポンド(90kg)の重量物の運搬作業と繊細な作業を同時にできるようにすることを目指している。

同社がCES 2020において発表したGuardian XOのアルファ版は、デルタ航空との共同研究の一部で、デルタ航空は2020年の第1四半期からスーツのテストを開始した。他の民間企業や政府機関もテストを始めており、Sarcosはフィードバックをもとに、第4四半期には商業生産を開始する予定だ。

Gurdian XOの最初のプロトタイプは、2000年代初期に登場した。駆動力は油圧式で、大型の装置と、1時間あたり約6800Wの電力を必要とした。その後の改良を経て、部品の小型化、効率化が進み、現在では油圧式から電気式操作へと進化している。重量物を運搬していても、消費電力は1時間あたりおよそ500Wだ。このレベルであれば、充電式バッテリーをホットスワップしてほぼ休みなく作動させることができ、また、1日が終われば明日に備えてユニット全体をドックで充電できる。

現行のバージョンは、重力や慣性力を補正しながら片腕あたり50~100ポンド(約23~45kg)の重量を滑らかに持ち上げることができる。また、「ハンズフリー」モードを使えば、オペレーターは重量物を支えたままアームをロックし、同時に人間の手を必要とする器用な作業を完了できる。さらに、Gurdian XOはおよそ3台のサーバーに相当する計算能力を備えており、それによりスーツに搭載された125個のセンサーによって取得されたデータを読み取り、分析できる。

同社は、今後さらに小型軽量化し、電力効率を向上させることで、パーソナルユースを想定したモデルが登場する可能性もあるとしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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