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ドローンなどの自律動作マシン向けの開発も可能に——ネクストシステムの姿勢推定AIエンジンVisionPose SDKが「Jetson AGX Xavier」に対応

VP Analyzerでの出力イメージ

ネクストシステムは2020年6月11日、VisionPose SDKの対応プラットフォームに「Jetson AGX Xavier」を追加し、同日から提供を開始した。

「VisionPose」とは、カメラ映像や画像/動画ファイルから人間の骨格情報を検出できる人工知能(AI)エンジンだ。3D座標で骨格情報をリアルタイム検出でき、同時に複数人の骨格検出も可能だ。取得できる3D座標は最大30カ所で、画像や動画からの解析が可能なほか、マルチデバイスにも対応している。

高精度な骨格検出が可能な「Standard」のほかに、カメラ1つで3D座標での骨格検出ができる「Single3D」、開発が不要な研究開発用骨格検出プラットフォーム「Nano」の3種類を、利用用途に合わせてシリーズ展開している。

Jetson AGX Xavierは自律動作マシン向けに設計されたNVIDIA社のコンピューターで、今回SDKが追加されたのはVisionPoseのStandardプランとなる。小型で組み込みやすいプラットフォームを拡充したことで、ドローンなどの自律動作マシンや、ロボット開発、工場システムなどの人物検出を伴う開発用途が拡大した。

開発時の参考になるサンプルアプリとツールを2種類提供する。「BodyAndColor」はWebカメラの映像から取得した骨格の座標データを元に部位ごとに色分けされた線で可視化できるサンプルアプリで、取得した骨格情報はCSVで出力できる。また、「VP Analyzer」は動画や静止画から2D座標(30カ所)での骨格を検出できる。

VisionPoseの価格は39万8000円(税抜)だ。

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