不織布使用量が従来品の1/10——3Dプリンター製の再使用可能マスク「θ(シータ)」
2020/08/07 14:00
三井化学、名古屋大学大学院工学研究科の堀 克敏教授、名古屋大学発ベンチャーのフレンドマイクローブは2002年8月5日、3Dプリンターを活用した再使用可能な新規マスク「θ(シータ)」が完成したと発表した。
θは、再使用可能なマスク本体と使い捨てのフィルターで構成される。マスク本体に再使用可能な樹脂製を採用し、フィルター部分はマスク本体との最適化を図ることで、不織布使用量を従来品の1/10に削減することに成功している。
同製品は、3次元設計により皮膚への接触面積が少なく、装着時の蒸れや化粧転写が少ない。樹脂の着色により、カラーバリエーションをそろえ、ファッション性も考慮している。また、着脱部位の構造を工夫し、首から下げられるようにした。
フレンドマイクローブは、θの予約販売を2020年8月7日からクラウドファンディングサイトのMakuakeで開始するとしている。