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植物ベースの美味しいステーキ——3Dフードプリンター製ヴィーガンステーキ「Alt-Steak」

イスラエルのRedefine Meatは2020年6月30日、植物ベースのヴィーガンステーキ「Alt-Steak」を発表した。Alt-Steakは、同社独自の3Dフードプリンティング技術を使用して製造されるもので、本物のビーフステーキの食感や味、見た目を備え、大規模な市場投入を可能にするコストでの量産が可能だ。2020年後半に、実際に高級レストランを使った市場テストを実施する予定だ。

近年、様々な理由から代用肉の開発が世界的に急速に拡大している。そうした中で、Redefine Meatは、美味しくて手頃な価格で植物ベースの、ステーキの代替品を作製することを目指す、2018年に設立された会社だ。独自の産業用3Dフードプリンターを用いて、牛肉やその他の高価値の肉製品の食感や味を再現する技術を開発した。

同社によると、一流の肉屋やシェフ、食品技術者らと共に、また、食品やフレーバーを専門に扱うジボダンの協力を得て、プレミアムビーフの食感、ジューシーさ、脂肪分布、口当たりなど、70以上の知覚のパラメータをAlt-Steakにデジタルにマッピングした。

Alt-Steakは、​​植物ベースの配合のAlt-Muscle、Alt-Fat、Alt-Bloodという複数の素材を用いて、3Dフードプリンターで作製する。複数の材料でプリントすることにより、牛肉のように見え、調理し、味わうことができるステーキを作製できる。その持続可能性は高く、高タンパクかつコレステロールを含まず、コストも牛肉より低いという。

同社は、今後市場テストを行い、ハイレベルなシェフや肉屋からのフィードバックを取り入れた後、2021年の市場流通を目指すとしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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