アトラックラボ、ローバー型ロボットプラットフォーム「AT-BUGGY」とロボットフレーム「AT-CARTベーシック」発売
2020/08/25 13:30
アトラックラボは、オフロード走行向けローバー型ロボットプラットフォーム「AT-BUGGY」と、アバターロボット向けローバー型ロボットフレーム「AT-CARTベーシック」を発売した。
AT-BUGGYは、オフロードタイヤ装着の4輪駆動シャーシと、シンプルなサスペンション機構を持つ。コンピューター接続できるモーター駆動装置を使いAIやGPSを使ったロボット開発が可能で、ローバー制御システム「AT-DRIVE」の組込みにも適したシステム構成だ。
各パーツをモジュール化しミスミ30mm角アルミフレームで構成され、用途に応じたサイズへカスタマイズ可能だ。ペイロードは100kg以上。農地での運搬作業や各種機械の自動化などの分野で活用できる。
バッテリー対応電圧は12~28V。マキタの電動工具用14.4V/18Vバッテリーなどが使用できる。ベースモデルの参考価格は35万円、Ardupilot CubeでのGPS自律走行モデルは45万円(バッテリー、充電器別)。
AT-CARTシリーズは、ブラシレスインホイールモーターを2基搭載し、ペイロード80kg以上のローバー型ロボットシャーシだ。物品搬送車や除草材散布などの開発用プラットフォームとして使用できる。
「AT-CARTベーシック」は、ブラシレスモーター、タイヤ、ブラシレスモータードライバーと、ラジコンプロポやコンピューターなどに接続するCARTインターフェースのセット。スキッドモードの操縦系で、小回りの効くデザインだ。シャーシは、ミスミの30mm角フレームで組まれており、上部に様々な機器を組込める。
最高速度は時速約8km。電源電圧19~26V、リチウムポリマーバッテリー6セル~7セルに対応。最大垂直荷重は1輪あたり30kg、4輪に均等に荷重がかかる場合は最大重量120kgまで。車体重量は10kg(バッテリー含まず)。
AT-CARTベーシックは、18万円(シャーシは組立て済み完成品)。6セルバッテリー、充電器、ArduPilot Cubeなどの制御用コンピューター、ラジコンプロポなどが別途必要だ。