Ghost Pacerは、ランナーのトレーニング用に開発されたMRグラス。スマートフォンの専用アプリとBluetooth連携して動作する。

アプリに走るルートとペースを設定してGhost Pacerを装着すると、目の前にホログラフィックアバターが出現する。アバターは、設定したペースで走り続けるペースメーカーとなって、ランナーの走行ペースを保つ手助けをしてくれる。上位モデルの「Ghost Pacer Pro」は、スマートウォッチと連携してランナーの心拍数を読み取り、ランニングのペースを調節することも可能だ。

Ghost Pacerはアスリート向けSNS「Strava」と連携でき、ルートを選択してトレーニングしたり、Ghost Pacerのランニングデータをアップロードしたりすることもできる。また、Ghost Pacerには友人が走ったルートと速度のデータを元にアバターを走らせるバーチャルレース機能もある。

Ghost Pacerの大きさは、前面幅160mm、天地幅45mm、テンプル長175mmで、重さは90g。ディスプレイは反射型で、画素密度（PPI）は3965、角画素密度（PPD）は50だ。カラーバリエーションは、金色のバイザーに黒いフレームと、青色のバイザーに白いフレームの2種類ある。Ghost Pacerの充電池容量は800mAh。1時間で充電でき、最大6時間使うことができる。

Ghost Pacerの早期割引価格は、229ドル（約2万4000円）。Ghost Pacer Proは249ドル（約2万7000円）だ。出荷は2021年7月が予定されている。日本への送料はキャンペーン終了後に確定する。

なお、Ghost Pacerを日本国内で使用するには、技適（技術基準適合証明・認定）を取得し技適マークが付されていなければならないので、注意が必要だ。

Ghost Pacerは2万5000ドル（約270万円）を目標に、2020年9月4日までクラウドファンディングを実施するが、2020年8月31日時点で目標額の4倍以上の約13万4000ドル（約1420万円）を集めている。