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會澤高圧コンクリート、プレストレストコンクリートを使う建築分野に参入——上下水道不要の自己完結型トイレの開発も

新工場棟3D図

會澤高圧コンクリートは2020年9月23日、プレストレストコンクリート(PC)を使った建築分野に本格参入すると発表した。また、新棟を建設中の深川工場(北海道深川市)の敷地内に、ロボットアーム式のコンクリート3Dプリンターを用いて積層造形した上下水道不要の公衆トイレを2基建設したと報告した。

PC構造は、鉄筋コンクリート構造をプレストレスで補強した構造のことだ。プレストレスとは、部材の中に内蔵した高強度のPC鋼材を油圧ジャッキで緊張することでコンクリートに与えられる圧縮応力をいう。これにより、躯体自重や積載荷重による曲げ応力でコンクリートに生じる引張応力度を相殺し、引張応力度が生じないコンクリート断面を実現する。

建設中の深川工場の新棟は、下部柱、上部柱、端部梁、中央梁の4種類の部材で構成されたフレームをPC鋼材で一体化し、建物の長さ方向に全13フレームで構成された大規模なPC建築物となる。會澤高圧コンクリートは、この構造体に自社製造のPC部材を全面採用し、今後の事業展開の足掛かりにするという。

一方、深川工場の敷地内に設置されたトイレは、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みとして、インドでのトイレ普及を目指して開発されたものだ。空気中の湿気から水を生成する水生成装置を装備するとともに、會澤高圧コンクリートの3Dプリンターが外装の印刷に使われている。同社の3Dプリンターは、速乾性の特殊モルタルをロボットアームのノズルから抽出して印刷する仕組みだ。今回のトイレ建設に当たっては、建設現場にロボットを直接持ち込み、基礎の上にロボットアームで直接印刷したという。

上下水道不要の自己完結型トイレ

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