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電子廃棄物をアップサイクルする「Garbage Watch」を発表——電子廃棄物は組み立て済みの原料

Vollebakは2020年7月9日、完全に電子廃棄物から作られた「Garbage Watch」を発表、予約受付を開始した。発売は2021年の予定だ。

Vollebakは、デザイナーでありアスリートでもある双子のTidball兄弟によって設立されたファッションブランドだ。科学技術を用いて服の未来をより早く実現させることを目指し、さまざまな素材や技術を取り入れた衣料を作成している。

今後数十年の間に、衣服とテクノロジーが融合し、外骨格から統合されたモニタリングやインテリジェンスまで、あらゆるものが配電を必要とするようになるだろう。ハイテク衣服がその寿命を終えた時、どのように扱われるだろうか。

現在、毎年5000万トン発生する電子廃棄物のほとんどが、ゴミとして扱われている。しかし、電子廃棄物には銀、プラチナ、銅、ニッケル、コバルト、アルミニウム、亜鉛など、多くの貴金属が含まれ、金でいえば世界中の金の7%が電子廃棄物に含まれているとされる。地球環境を守るためには、使用済みのものを破棄するのではなく、再利用する方法を考え出す必要がある。

Garbage Watchは、電子廃棄物は、単に組み立て済みの原材料で、新しく別のものを作るために使うことができるとしたら、というシンプルなアイデアから始まった。Garbage Watch上に見えているものは、パソコンのマザーボード、スマートフォンのマイクロチップ、テレビの配線など、かつては別のものだった。

今後同社は、持続可能な電子廃棄物リサイクルの取り組みからコンポーネントを調達し、2021年中に製品化する予定だ。

fabcross for エンジニアより転載)

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