2018年10月に、第1弾として猫専用の首輪型ウェアラブルデバイス「Catlog」をMakuakeで発表し、開始22時間で100万円を集めて注目を集めた。最終的には達成率1523％となる457万円以上の応援購入を集め、製品化の後、2019年9月に販売を開始した。

Catlogは猫の活動データを24時間記録し、バイオロギング解析技術／機械学習を用いた処理により、猫の行動を分類して認識する。歩く／走るなどの運動や睡眠／休息／食事など、留守番中の行動を外出先からスマートフォンのアプリで確認できる。

その第2弾となるCatlog Boardは、トイレの下に置くだけでトイレの回数や体重変化、尿量などを毎回自動で記録し、インターネット経由でアプリに記録／管理できるIoTデバイスだ。

猫の成長記録やダイエット管理に利用できるだけでなく、尿量や頻度の異常から泌尿器系の病気（腎臓炎や膀胱炎など）のサインに早い段階で気づける可能性がある。

Catlogと併用することで、留守中の行動把握と健康管理が1つのアプリで完結できるのも利点だ。ご飯、水を飲む、寝る、毛づくろいといった猫の行動と、体重データや排泄量など、健康管理に関する情報を全て組み合わせた総合的な健康管理が可能となる。

厚さ約3cmの薄型設計のためトイレの高さへの影響はほとんどなく、小柄な猫や高齢の猫でも負担なく自然に利用できる。多頭飼いにも対応しており、それぞれお気に入りのトイレの下にCatlog Boardを置くことで、全ての猫の体重と排泄量／トイレ回数を把握可能だ。

Catlog Boardで取得したデータをサーバーに送信するため、2.4GHz帯の無線LAN環境が必要となる。完全コードレスのバッテリー式を採用しており、乾電池や充電池により、約3カ月間電池の交換なしで利用できる。防水対応のため、万が一尿で濡れてしまった場合も安心だ。

一般販売予定価格は1台8800円（税別）。Makuakeでは数量限定で約50％オフとなる4400円で購入できるプランなどを用意している（Makuakeでの応援購入価格は全て税込）。また、Catlog Boardが計測する体重や排泄量などの情報を閲覧するためには、アプリの利用料として「猫バカプラン（月額580円）」に加入する必要がある。

Catlog Boardは、2021年1月2日までクラウドファンディングを予定している。目標金額は30万円で、発送は2021年7月中の予定だ。