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キャステム、世界最高精度の3D光造形装置を用いた「超微細3Dプリント造形サービス」開始

キャステムは、高精度の3D光造形装置を用いた「超微細3Dプリント造形サービス」を開始する。

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同サービスでは、世界最高精度の3D光造形装置を用いて、従来の方法では不可能だった形状や精度の製品を造形することができるという。

最小形状寸法は0.2×0.2×0.3μmで、このサイズ内にさまざまな構造物を造形できる。サブミクロンの精度を持つため、これまでは実現が難しかったなめらかな曲面やシャープのエッジの再現ができる。

同社は2020年3月に、京都先端科学大学とナノ微細加工を用いた教育研究開発を推進するため包括的連携協定を締結。超微細3Dプリント造形サービスは、同大学と協働で研究する高精度の3D光造形装置であるNanoscribeのシステムを用いたものだ。Nanoscribeで製造した微細構造を金型として利用し、各種金属を鋳造する技術の確立を目指している。

photo 滑らかな表面を持つ、半球体のマイクロレンズ
photo CTで撮影した蟻を実寸大で造形

今回の超微細製品造形サービスに関し、同社は事前打ち合わせから製品完成まで一貫体制で請け負うことができる。サンプル品のスキャンデータからのモデル作成にも対応する。また乾式メッキ(スパッタリング)を用いて白金を表面コーティングし、導電性をもたすこともできる。

今後、メカトロニクスやバイオテクノロジー、マイクロエレクトロニクスなどさまざまな分野での研究、活用が期待されるとしている。

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