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STEM教材が入った箱が毎月届く——電子工作学習キット「NextMaker Box」

様々なプロジェクトがセットになった電子工作キット「NextMaker Box」がKickstarterに登場し、わずか2時間で目標額の調達に成功している。必要なハードウェアとソフトウェア、カリキュラムが毎回箱に入って届けられる仕組みだ。

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NextMaker Boxは、毎月1セットの電子工作キットを1年間届けてくれる7~12歳の子ども向けプロジェクト。知識ゼロから始められ、徐々に難易度を高めることで子どもの創造性や将来役に立つコーディングスキルを育てる。

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各ボックスの内容は、独自開発のシングルボードコンピューター「Halocode」や電子モジュール、センサー、機械部品、アクリル、ウッドボードなど。それぞれ約3時間のオンラインコーディングコースも用意しており、電子工作キットの組み立て方の説明や、コーディングやSTEMの概念を視覚的に分かりやすくアニメーションで解説する。学習内容は、CSTA(Computer Science Teachers Association)スタンダードに準じたカリキュラムを組んでいる。

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ドラッグアンドドロップでコーディングできる、ブロックベースのプラットフォーム「mBlock」も提供する。mBlockはコーディングのコツやミスを教えてくれるフィードバックシステムを搭載し、Pythonによるプログラミングにも対応する。さらに、ロボティクスプログラミングやAI、データサイエンスといった高度なトピックの学習にも利用できる。

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電子工作プロジェクトには、デバイスにつなげたアイテムとスクリーン上に現れるモンスターを使って演奏できる「Magical Fingertip Piano」、LEDやマーカーペンで木製飛行機を装飾したり、ゲームのコントローラーにしたりできる「Musical Toy Aeroplane」、距離センサーや声認識で蓋が開くゴミ箱「Voice-activated Trash Bin」などを用意している。

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NextMaker Boxは、今なら初回ボックスのみを39ドル(約4100円)、初回から3回分を99ドル(約1万400円)、12回分を389ドル(約4万1000円)で提供する。出荷は初回ボックスのみが2020年12月、それ以外は2021年2月以降の予定。今のところ、日本への出荷には未対応だ。

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NextMaker Boxは、2020年11月13日までクラウドファンディングを実施中。10月21日時点で、2万5000ドル(約264万円)の目標額を大きく上回る約15万ドル(約1600万円)を集めている。

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