手術支援ロボットの遠隔支援をサポート——オプティム、ネットワークプラットフォーム「Medicaroid Intelligent Network System」共同開発
2020/10/28 11:00
オプティムは、手術支援ロボットシステム「hinotori サージカルロボットシステム」(hinotori)の遠隔からの運用や安全かつ効率的な手術室の活用などを支援するネットワークサポートシステム向けプラットフォーム「Medicaroid Intelligent Network System」(MINS)を共同開発したことを発表した。
MINSは、hinotoriに搭載された各種センサー情報や内視鏡映像、手術室全体の映像などの情報をリアルタイムで収集、解析して提供するオープンプラットフォームだ。MINSを介して収集した情報をデータベース化して、自社やサードパーティによるAI解析やシミュレーションなどのサービスを追加することもできる。同社が提供するAI/IoT プラットフォームサービス「OPTiM Cloud IoT OS」をベースとしており、hinotoriの製造元であるメディカロイドとシスメックスとの共同開発となる。
具体的に第一弾のサービスとして、hinotoriの稼働状態やエラー情報をリアルタイムに収集してメディカロイドのサポートセンターからトラブルの遠隔対応を可能にしたり、手術室の映像をライブ配信して、その状況を同サポートセンターから正確に把握できるようにしたりする。さらに、hinotoriの稼働状態を三次元的に再現することで、手術中のロボット動作および術者の操作が同サポートセンターから視覚的に把握できるようになる。