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印刷モードが4種—— 独立式デュアルヘッドを搭載した3Dプリンター「CreatorPro2」

APPLE TREEは、FFF(熱溶融積層)型3Dプリンター「CreatorPro2」の販売を開始した。

CreatorPro2は、独立式デュアルヘッドを搭載しており、溶性フィラメントを使用した高精度の印刷や、モデル量産の高速化が可能だ。

独立式デュアルヘッド

ミラーモード、複製モード、可溶性サポートモード、マルチマテリアル印刷モードの4種類の印刷モードを搭載しているのが、同プリンタの特徴だ。

ミラーモードでは、プリントエリア中央でモデルを左右非対称にしてプリントできるため、左右分割パーツの生産性を高められる。

複製モードでも、プリントエリア中央でモデルを左右対称にしてプリント可能だ。これにより、生産性が2倍になるという。

ミラーモード
複製モード

可溶性サポートモードでは、可溶性フィラメントをサポート材として使用でき、分割できない特殊なモデル形状に対し、サポート材を簡単に取り外せる。

マルチマテリアル印刷モードでは、二つのモデルデータそれぞれに使用するヘッドを割り振ることで、一つのモデルに2色のフィラメントでプリントできる。

可溶性サポートモード
マルチマテリアル印刷モード

CreatorPro2には、ノズル清掃機能のほか、フィラメントクリーニングプレートも用意されている。フィラメントクリーニングプレートはアルミ製で、フィラメントの垂れを防止し、モデル本体に垂れたフィラメントが混合することを防止できる。ベッドにはヒーターを内蔵し、幅広い材料に対応した。ABSやPLA、PETG、TPUに加え、サポート材に使用するPVAやHIPSも使用できる。

サイズは526×360×403mm、造形サイズは200×148×150mmで、造形精度は0.05〜0.4mm、ヘッド径は0.4mmだ。価格は9万8000円(税別)となる。

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