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車輪から脚へ、脚から車輪へと自律的に変形させる軍用ロボットを開発

Courtesy of Kiju Lee

米テキサスA&M大学は、2020年10月20日、Kiju Lee准教授を中心とする研究チームが車輪から脚へ、脚から車輪へと相互変形できる軍用ロボットを開発中であることを発表した。アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)と提携し、人間の介入がなくても、地形を横断して移動するには車輪と脚のどちらが適しているかを判断できるという軍事用途向けのモバイルロボットだ。

移動手段のために車輪と脚の両方を備えて変形するこのロボットは、「α-WaLTR(an adaptable Wheel-and-Leg Transformable Robot)」と呼ばれ、階段を含むさまざまな表面をより効率的に移動でき、必要に応じて瞬時に、車輪と脚のどちらを使うべきか自分で決定できるロボットになるという。

「実証試験用ロボット案では、車輪と脚の相互変形が可能な新しい機構を搭載する予定で、この新機構は環境に能動的に適応しながら、追加のアクチュエータなしで2つの移動モードを切り替えられます」とLee准教授は述べている。

研究者らはプロトタイプを開発中で、2021年2月に予定されているDARPAの「OFFensive Swarm-Enabled Tactics(OFFSET)」プログラム第5回フィールド実験(FX5)でデモンストレーションする予定だという。

現在のところ、α-WaLTRは防衛などの軍事用途に焦点を当てているが、α-WaLTRで使われている技術は、宇宙分野や家庭内サービス、監視、農業など他の多くの分野にも応用できると期待される。

fabcross for エンジニアより転載)

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