Plug and Play Japan、アクセラレータープログラム「Winter/Spring 2021 Batch」でスタートアップ103社を採択
2020/12/04 08:00
VC/アクセラレーターのPlug and Play Japanは、アクセラレータープログラム「Winter/Spring 2021 Batch」において、国内外合計103社のスタートアップを採択したことを発表した。
2020年12月〜2021年3月期で実施するWinter/Spring 2021 Batchでは、IoT、Fintech、Insurtech、Mobility、Brand & Retail、Hardtech & Health、SmartCitiesの7テーマについて採択した。約3ヵ月間の成果を発表するSummit/EXPOは、以下の日程で予定されている:
- 東京Summit:2021年3月2〜3日(2日間)
- 京都EXPO:2021年3月16日
- 大阪EXPO:2021年3月18日
以下に、IoTとMobilityの領域で採択されたスタートアップから、ピックアップして紹介したい。
FUTUROCKET
FUTUROCKETは、1万円以下でWiFi設定だけで導入できるスモールビジネス向けAIカメラ「ManaCam」を開発する。アタッチメントを使えば天井の電球ソケットからも給電が可能で、画像解析による顧客の購買動向分析などへの利用が想定される。
Forcen
機械部品などにラミネートすることができる、薄い力覚センサーフィルム「ForceFilm」を開発する。接触面を変更することなく力のセンシングが可能になり、産業用ロボットや外科用ロボットなどに利用することで、10mNの分解能で精密な触覚力制御が可能になる。
Next-Ion Energy
同社は既存のバッテリーの構造を変えることなく、エアロゲルとナノチューブを組み合わせた独自のセパレーターを使うバッテリーメーカー。小型バッテリーはより安全に、大型のリチウムイオン電池では充放電性能の高いセルを実現する。
Car Scanner
Car Scannerは、自動車の内外装を自動的にスキャンする自走式スキャナーを開発する。ユースケースとしては、修理入庫時やレンタカー貸出し時の状態をスキャンし記録することで、車両キズに関する返却時のトラブルを解決することなどを想定する。
Neteera Technologies
CMOSベースのサブテラヘルツレーダーオンチップデバイスを開発する。不透明で非電導性材料を通したイメージングが可能で、人体をセンシングして、心拍数や呼吸数、その間隔や振幅などの精密な計測が可能だ。