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小鳥のように音を作る——鳥の形をした電子楽器作製キット「Synth Bird」

鳥の形をしたPCBボードに部品をはんだ付けして電子楽器を作製するキット「Synth Bird」がKickstarterに登場し、出資を募っている。

Synth Birdは、1920年代に登場した電子楽器テルミンのように、弦や鍵盤がないのに手を近づけるだけで音を奏でられる電子楽器だ。アンテナの代わりにフォトレジスタを使い、入射光量に応じたピッチの音が発生する。センサーに対する手のかざし方でピッチを変えるのはもちろん、ストロボを当てたり、部屋の中であちこち移動させたりと、自由なスタイルで演奏することができる。

作り方は、PCB基板に電子部品をはんだ付けするだけ。鳥の形をした基板には、心臓や肺など鳥の臓器がプリントされている。例えば、電化を貯めたり放出するコンデンサは、空気を吸ったり吐いたりする肺と似ているといったように、部品の種類と仕組みを鳥の体の仕組みと比べながら、直感的に学べるデザインになっている。

キットには、PCB基板、スピーカー、光センサー、ボタン、抵抗、コンデンサ、555タイマーIC、トランジスタが含まれる。特別早割価格は20ユーロ(約2500円)。出荷は2021年2月の予定で、日本への送料は6ユーロ(約800円)だ。

Synth Birdは、2021年1月6日までクラウドファンディングを実施中。12月28日時点で、目標額4000ユーロ(約50万円)のうち、約2900ユーロ(約37万円)を集めている。

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