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3D HubsがProto Labsへの吸収合併に合意——既存サービスは当面継続

3D Hubsは、Proto Labsとの吸収合併に合意したと発表した。しばらくはそれぞれのビジネスを運用しながら、協力して顧客にベストなサービスを提供するための強固な統合プランを策定する。

2013年にオランダのアムステルダムで設立されたオンライン製造プラットフォーム3D Hubsと、カスタムパーツの迅速な製造サービスを提供するProto Labsの合併により、ニーズの多様化するカスタムパーツへのアクセスが容易になることが期待される。両社は今後、複雑なデザイン、高い耐久性や精度、追加の仕上げオプション、多様な素材、広範な価格帯や納期など、高まる顧客のカスタムパーツに対するニーズに応えていく。

まず、3D Hubsの顧客が期待するシナジー効果のひとつが最短1日のリードタイムだ。これは、Proto Labsが所有する製造施設を利用することで可能になる。デジタルワークフローを取り入れ自動化された設備が、製造業トップレベルの短納期で部品を製造する。さらに、Proto Labsが20年培ってきた独自の技術を用いた、射出成形サービスの大幅なアップブレードも計画している。

一方で3D Hubsは、20カ国240におよぶ製造パートナーのグローバルネットワークを活かし、Proto Labsの製造能力を高めることができる。両社の強みを融合することで、受注量の増加、提供可能な素材と加工、仕上げの多様化などが期待できる。

「Proto Labsとともに、ベストなオンデマンド製造ソリューションを築けることに興奮している」と、3D Hubsの創設者でCPOのBrian Garret氏。Proto Labsの社長兼CEOのVicki Holt氏は「3D Hubsとの合併により、顧客にこれまでにない柔軟なマニュファクチャリングを提供することでサービスモデルを進化させる」と、合併への期待をみせている。

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