貼り付けて設置、剥がして撤去できる——DICがIoT環境無線センサー「ハッテトッテ」の受注を開始
2021/02/01 13:30
DICは2021年1月29日、IoT環境無線センサー「ハッテトッテ(ES5000LW-ITHL/屋内用)」の受注を開始した。
同製品は壁などに貼るだけで設置でき、剥がすことで移設できる配線不要の無線センサーだ。商業施設やオフィスビルなどの屋内環境における温度/湿度/照度のセンシングに利用できる。
センサーの寸法は約99.6×68.6×5.8mmで、重量は約38gと軽量だ。柔らかいボディーを備えているため、万が一落下して踏んでも破片が飛び散ることなく安全だ。
無線通信方式にはLoRaWANを採用しており、見通し距離にして屋内で数百m、屋外で数kmの通信が可能だ。またBLEにも対応しており、Bluetooth通信対応のWindowsパソコンから設定値の読み取りや変更ができるほか、設定値をCSV形式のリストとして出力することも可能だ。
測定範囲は温度が-20~55℃、湿度が5~95%RH、照度が0~65528lx。電源として内蔵コイン型電池(CR3032)×2を使用し、電池の持続時間は約5年間だ(5分間隔通信時)。センサーの取り付けは、付属の粘着テープによる添付方式を採用している。
同社は今回発表した屋内用センサーに加え、防水対応(IPX6相当)を備えた屋外向けセンサー(ES5000LW-OTHL)の受注も開始予定だ。また、今後はCO2センサーや距離センサーなどのラインアップ拡充も検討している。