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QuantumCoreとマクニカ、光学式センサーを用いた非接触ユーザーインターフェースを共同開発

QuantumCoreとマクニカは共同で、カメラを使用しない光学式非接触ユーザーインターフェースを開発した。

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同インターフェースは、Ir LEDから発したLED光の反射波形をリアルタイムに解析して、ボタン位置やジェスチャーを認識する仕組みだ。QuantumCoreのCortex-Mマイコン向けソリューション「EdgeQore Lite」と、アナログデバイセズの低消費電力マイコンADuCM4050、光学式ジェスチャーセンサーADUX1020を組み合わせることで実現した。

LED光の反射波形は省メモリエッジAIソリューションであるEdgeQore Liteが解析。EdgeQore Liteによって、マイコン上で6つのAIモデルのリアルタイム学習と推論を同時実行させることで、従来は難しかった光学式センサーのみで複雑な動作を認識できる非接触型ユーザーインターフェースが可能になった。

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カメラを使用しないことで小型化や低消費電力での動作が可能で、プライバシー保護に配慮できるというメリットがある。エッジ端末でのリアルタイム学習技術によって、自由度の高いレイアウトや新しいジェスチャー、ユーザーの手の癖などを簡単に学習/記憶させることができるキャリブレーション機能が実現したとしている。

同インターフェースは、数字の入力/決定、バックスペース、モード選択などの入力操作や、指の動きを学習した簡易個人認証、ジェスチャーによる画面操作などに活用でき、民生や産業機器、医療機器などさまざまなユーザーインターフェースを非接触化できるという。

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