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ビー・アンド・プラス、DC変換不要の交流AC100Vワイヤレス給電開発に成功

ビー・アンド・プラスは、交流の電力伝送を行うワイヤレス給電を開発し、AC100Vのワイヤレス電力伝送を実現したと発表した。

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同社によると、従来のワイヤレス給電は、直流電圧を入力し直流電圧を出力する機器が大多数を占めている。AC100Vなどを伝送する場合は、AC100VをDC電圧に変換してワイヤレス給電を実施後、インバータを用いてDC電圧をAC100Vに変換する必要があり、機器構成が複雑になり大きくなると共に、AC→DC及びDC→AC変換が必要となり、電力ロスによる効率悪化の課題があった。

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一般的に各種電子機器は、内部で直流変換しており、機器を特定すれば直流でのワイヤレス給電は有効だが、複数機器の接続を行ったり機器全体の保証を考えて電力はAC100Vを求めるニーズがあるという。そこで、AC100Vの電力を直流変換することなく出力するワイヤレス給電の技術開発を行った。

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今回開発した技術により、従来のようなDC変換用の周辺機器が不要になり、システム全体が小型化になると共に、ワイヤレス給電の伝送効率を向上させることが可能だ。

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ワイヤレス給電のため、AC100Vのコンセントの電力を本やガラス越しなどを通過させて送ることができる。AC100Vの伝送のため、ACタップをつないでテレビや携帯の充電など複数の機器へ接続可能なことから、密閉した場所へ壁越しでのAC100Vの給電や、ACタップ接続部を防水加工し水中でのAC100Vの活用など、ワイヤレス給電は様々なシーンでの活用が可能な技術だと言える。

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