ザイン、Raspberry Piカメラモジュールの伝送距離延長キット「THSER101」を発売
2021/03/26 16:00
ザインエレクトロニクスが、Raspberry Piカメラモジュールのカメラ画像長距離伝送キット・ソリューション「THSER101」の販売を2021年3月に開始した。
THSER101を利用すれば、同社の伝送技術「V-by-One HS」により、Raspberry Piカメラモジュールの伝送距離をRaspberry Pi本体から離れた場所に延長できる。伝送距離は最大で20m程度までの延長が可能だ。
THSER101は、MIPI CSI-2映像信号をV-by-One HS信号へ変換するトランスミッターIC「THCV241A」を搭載したTxボードと、V-by-One HS信号からMIPI CSI-2映像信号へと戻すレシーバIC「THCV242」を搭載したRxボードで構成されている。
使用方法は、RxボードをRaspberry Piコンピュータに、TxボードをRaspberry Piカメラにそれぞれ接続した後、RxボードとTxボードをつなげるだけだ。プラグアンドプレイで利用でき、接続後のプログラミングやコマンドの追加などは必要ない。
対応しているRaspberry Piのモデルは、Raspberry Pi 4 Model B/3 Model+の2種類。 サポートしているカメラモジュールの種類はRaspberry Pi Camera Module V1.3(モード限定)、Raspberry Pi Camera Module V2、Raspberry Pi High Quality Cameraの3タイプとなる。
キットはDigi-Keyで購入でき、価格は58ドル78セント(約6410円)だ。