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下町工場の技術で誕生——金属を削り出して作ったスマホ用無電源スピーカー「oto」

スマートフォン用無電源スピーカー「oto」が、Makuakeで出資を募っている。

otoは、ジュラルミン素材(A2017)を削り出して作成された。使用方法は、スマホをスピーカー上部に差し込むだけ。配線などは不要で、キャンプやアウトドアなどで電池切れになる心配もなく、さまざまなシーンで利用できる。

デザインには、黄金比を用いたミニマルなデザインを採用。前後左右に穴をあけて音を外部に送り出す構造のため、ふさぐ穴を決めることで、音の流れをコントロールできる。横の穴をふさいで正面からのみ音を出し、周りのグループに配慮してアウトドアで音楽を楽しむ、といった使い方もできる。

また、専用部品やカスタムパーツを付けることで、さまざまな楽しみ方ができる拡張性も魅力だ。カスタムパーツは今後開発予定で、TwitterなどのSNSでアイデアを募集していく。

開発元のシマワは、これまで下町の下請け会社として油圧部品など精密部品加工を製造してきた。otoは同社が普段製作しているマニホールド(油圧部品)をヒントに開発され、油の流れる方向を変える部品を元に、音の流れる方向を変えるスピーカーとして誕生した。

カラーは、ジェットブラック/スペースシルバー/ゴージャスレッド/プレミアムゴールド/ガンメタリック/マットブラックの6色を用意しており、アルマイト処理によりカラーリングが施されている。

本体寸法は115.2×36×57.6mm、重量は約460g。スマホの差込口サイズは90×12.5mmで、iPhoneであれば全機種に対応できる。なお充電用の穴は用意されておらず、ワイヤレス充電による利用を想定している。

定価は1万7380円(税込)。Makuakeでは15%オフとなる1万4773円(税/送料込)で購入できるプランなどを用意している。

otoはMakuakeで2021年5月15日までクラウドファンディング中だ。目標金額20万円はすでに達成しており、2021年3月29日の時点で72万5000円以上を集めている。リターンの発送は2021年6月末以降の予定だ。

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