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デジタル技術でニューノーマル時代の課題解決、「D-EGGS PROJECT」の採択案が決定

D-EGGS PROJECT事務局は2021年4月21日、デジタル技術によって新型コロナウイルス感染症拡大下における課題解決を図る実証実験「D-EGGS PROJECT」の最終審査結果を発表した。

D-EGGS PROJECTは、広島県が主催するAI/IoT実証プラットフォームの事業構想「ひろしまサンドボックス」の一環として、ニューノーマル時代の課題をデジタル技術によって解決するアイデアを募集し、その実現に向けて実証実験を実施するアクセラレーションプログラムだ。

2020年11月から募集を開始し、391件のアイデアの応募があった。そのうち1次審査を通過した100件についてアイデア動画のパブリック(公開)評価と最終審査を実施し、最終採択案として30件を決定した。

募集時のテーマは「新型コロナへの地域医療のレジリエンス強化」や「コロナ禍でのWell-being維持・向上」など11種類。今回の審査では、広島大学による3Dプリント技術を用いた医療機器の分散型製造実証実験や、Magic Shieldsによる高齢者の転倒時の骨折を防止する、転倒時のみ柔らかくなる置き床の実証実験などのアイデアを採択した。

採択したアイデアに対しては、アクセラレーションプログラムを通じた実証実験費用として1件当たり最大1300万円、さらに県外企業向けには最大1000万円の滞在経費を支援する。

同プロジェクトでは今後、2021年4月下旬から同年10月中旬にかけて実証実験を実施。同月中旬に成果発表会を開催する予定だ。

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