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芝刈りや水やりもお任せ——スマートガーデニングロボット「Yardroid」

コンピュータービジョンとAIを使って周囲を識別し、芝刈り、水やり、害虫駆除などのガーデニング作業ができるスマートロボット「Yardroid」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

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Yardroidは、大きさが55×46×30cmで、砲塔を備えた戦車のような形をした、自律走行型多機能ガーデニングロボットだ。

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芝の手入れは、庭仕事の中でも大切な作業だ。Yardroidは、カメラとAIを使って障害物を避けながら、自律的に走行し、芝の長さを自動調整しながら刈ることができる。経路は事前に選択するか、自分でカスタマイズする。条件にもよるが、最大45度の傾斜を上り、最大15cmの段差を乗り越えられる。また、熊手とディスペンサーも搭載しているので、土を掘って種や固形肥料を散布することもできる。

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貯水量は12Lで、ロボット上部のウォーターガンを使って毎分6Lで水やりをする。ウォーターガンの最大到達距離は12mで、虫や鳥を追い払うのにも使える。除草剤、殺虫剤専用のノズルも備える。いずれも対象物を認識してピンポイントで照射するので、無駄がない。

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さらに、ウォーターガンとカメラやスピーカーを組み合わせることで、侵入者を検出して録画、警告し、追い払うこともできる。万一、ロボット自体が盗まれた場合は、GPSを使って位置を追跡できる。加えて送風、除雪、自動ワイヤレス充電や自動給水機能も備える。専用アプリから手動で操作することもできる。

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特別価格は2700ドル(約29万6000円)。出荷は2021年11月の予定で、日本への送料は400ドル(約4万4000円)だ。

Yardroidは、2021年5月21日までクラウドファンディングを実施中。5月13日時点で、2万8000ドル(約306万円)の目標額を大きく上回る約9万7000ドル(約1063万円)を集めている。

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