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Arduino+Raspberry Pi——「RP2040」を搭載した「Arduino Nano RP2040 Connect」を発表

Arduinoは2021年5月17日の公式ブログで、Raspberry Pi財団が独自に設計した32ビットマイコン「RP2040」を搭載した新製品「Arduino Nano RP2040 Connect」を発表した。

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RP2040は、133MHzデュアルコア「Arm Cortex-M0+」と264KBのオンチップRAMで構成され、TensorFlow Liteを動作させるパワーを備える。Arduinoによれば、パワフルで高性能なRP2040を、Arduino Nanoシリーズの新モデルのコアに採用することは、当然の選択だったという。

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サイズ43.18×17.78mm、重さ6gのボードには、U-bloxのWi-Fi/Bluetoothモジュール「NINA-W102」、6軸IMU(慣性計測ユニット)、マイクロフォン、RGB LED、GPIOピン、MicroUSB(Type A)コネクタなどを搭載。ログ収集、センサーデータの分析やグラフ化、トリガリングなどが行える「Arduino IoT Cloud」と完全な互換性があり、「Arduino IoT Remote」アプリを使ってスマートフォンからの制御も可能だ。

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Arduinoは数週間前に公式のArduino Mbed Coreをアップデートし、RP2040のサポートを開始している。それにより、例えば「Nano 33 BLE Sense」向けに作成したスケッチをNano RP2040 Connectでも使用できるようになった。ArduinoのエコシステムでRP2040の活用が可能になるとともに、すべてのRP2040ソフトウェアエコシステムとも互換性がある。さらに、初心者にも使いやすいMicroPythonのサポートや、マシンビジョンプロジェクト向けOpenMVのフリーライセンスのバンドルも提供する。

Nano RP2040 Connectは公式サイトで、24.50ドル(約2670円)で販売している。国内向けに技適を取得したモデルの登場を期待したい。

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