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Polyuseと前田建設工業が建設用3Dプリンターの共同実証実験を実施

Polyuseは2021年5月20日、前田建設工業と建設用3Dプリンターの共同実証実験を兼ねた実施工を行うと発表した。

Polyuseは、人材不足やコスト増加などの建設業界が抱える課題の解決策として、建設用3Dプリンター事業を推進しており、2021年度には実際の建設現場への実装段階に進んでいる。また、同年4月21日には開発チーム体制強化や開発環境の拡充のため8000万円の資金調達を行った。

一方、前田建設は、保有する複合的な技術や開発体制が建設業界の本質的な課題に対して、解決の一助となる可能性を協議/検証してきた。同社は技術とアイデアを通して社会課題を解決するオープンイノベーションプラットフォームとして、ICI総合センターを2019年にオープンしている。

共同実証実験では、Polyuseが建設用3Dプリンターの開発を担う一方、前田建設工業は建設用3Dプリンターに関する知見共有、実証実験の企画/協力、建設用3Dプリンターの利用/評価を担当する。

共同実証実験では実際の建設現場に近い環境の下、建設用3Dプリンターを活用し、省人化とコスト削減を意識しつつ土木構造物の施工を行う。実施期間は同年6月1日~6月7日で、うち数日間で建設用3Dプリンターなどの見学会やICI総合センターの案内を実施する。

なお、新型コロナウイルスの関係上、見学会は各関係者への完全招待制になる予定だ。また、関東近郊の新型コロナウイルスの状況次第では、見学会を中止する可能性もある。

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