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米FLIR Systems、米軍から地上ロボットシステム600台を約76億円で追加受注

米FLIR Systemsは、同社の地上ロボット「Centaur」約600台を、米軍から7千万ドル(約76億円)以上で新たに受注したと発表した。

Centaurは、5自由度、リーチ75.5インチ(約1900mm)のアームとEO(電気光学)/IR(赤外線)カメラスイートを装備した無人地上車(UGV)。遠隔操作で地雷、不発弾、即製爆弾(自家製爆弾)などの爆発物や、化学(Chemical)、生物(Biological)、放射性物質(Radiological)、核(Nuclear)を用いたCBRN脅威などに対応できる。また、Centaurは機動性が高く、6インチ(約150mm)の障害物を乗り越えたり、階段や30度の傾斜を上ったりすることができる。

Centaurは、米陸軍の「Man Transportable Robot System Increment II(MTRS Inc II)」(人力可搬型ロボットシステムインクリメントII)プログラムに基づき開発されたUGV。2017年に米陸軍がCentaurをMTRS Inc IIのソリューションに選定して以来、空軍、海軍など他の軍種でも爆発物処理部隊に配備する地上ロボットとして採用されている。これまでにもCentaur1300台以上を、総額1億7000万ドル(約185億円)以上で同社は受注している。

FLIR Systemsの無人統合ソリューション事業担当副社長であるTom Frost氏は、「この多目的ロボットに対する強い需要は、無人技術がいかに軍の爆発物処理部隊をサポートしているかを示しており、当該部隊がより安全かつ効果的に作業できるようにするものだ」とコメントしている。

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