自宅をスマートホーム化するロボットフィンガー「Fingerbot Plus」
2021/05/28 09:45
自宅をスマートホーム化できるロボットフィンガー「Fingerbot Plus」がKickstarterに登場し、人気を集めている。
Fingerbot Plusは、指を使わずに照明や家電のスイッチを押してオン/オフ制御する小型ロボット。スマート化したい家電や照明のスイッチの近くに貼り付け、スマートフォンの専用アプリから指示を送ると、小さなアームが動いてスイッチを押し、電源をオンにしたりオフにしたりする。
Fingerbot Plusは、押しボタンスイッチのほか、さまざまな形のスイッチや取り付け位置に対応するため、長さ10~17mmのプッシュロッド、トグルスイッチ用引っ掛けリングなどを含む「Fingerbot Toolpack」が用意されている。Fingerbot Toolpackと組み合わせて使うと、操作ボタンの両端をシーソーのように交互に動かすロッカースイッチや、突き出たレバーを動かすトグルスイッチにも対応できるようになる。
Fingerbot Plusは本体にタッチパッドが付いているので、手動でもスイッチの操作ができ、スマートフォンが手元になくても困ることはない。
Fingerbot Plusを操作する専用アプリにはスケジュール機能があり、毎日決まった時間に家電や照明の電源をオンにしたりオフにしたりすることもできる。ボタンの長押しも可能だ。
また、「HomeHub」を使えば、Siri、Alexa、Google Homeなどと組み合わせて、音声による家電のオン/オフ操作も可能だ。HomeHub1台でFingerbot Plusを4個まで接続できる。
Fingerbot Plusの大きさは34.5×34.5×34.5mm(アーム部分除く)、最大ストロークは12mm。通信機能はBluetooth 4.2で、最大通信距離は25メートルだ。電源は3Vリチウム電池(CR2)1個で、約8カ月使用できる。HomeHubの大きさは62×62×16mmで、重さは34g。通信機能はBluetooth 4.2とWi-Fi 2.4GHz帯(IEEE802.11 b/g/n)に対応している。電源は5V/1Aだ。
Fingerbot Plusの早期割引価格は、本体のみで25ドル(約2700円)だ。Fingerbot Toolpack付きキットの早期割引価格は30ドル(約3300円)で、本体×2/Fingerbot Toolpack×2/HomeHub×1のキットは89ドル(約9700円)。出荷は2021年8月の予定で、日本への送料は15ドル(約1600円)だ。
ただし、日本国内でBluetooth通信機能やWi-Fi機能を使用するには、技適(技術基準適合証明・認定)を取得し技適マークが付されていなければならないので、注意が必要だ。
Fingerbot Plusは2万ドル(約220万円)を目標に、2021年6月17日までクラウドファンディングを実施するが、キャンペーン開始から4時間で目標額を達成。2021年5月28日時点で目標額を上回る約15万ドル(約1700万円)を集めている。