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クラボウがモルタル3Dプリンターによる受注生産を開始、建材やモニュメントなど

クラボウの化成品事業部は2021年5月26日、建設用3Dプリンティング設備を寝屋川工場に導入し、セメント系材料のモルタルを用いた立体造形物の受注生産を開始すると発表した。

同社は、欧州で建設用3Dプリンティング案件の製作実績を持つフランスのスタートアップ企業XtreeE製の3Dプリンターを導入。材料選定や3D CADによる設計技術などの習得を経て、3Dプリンターによる造形物の受注および製作体制を構築した。

(写真左)モルタルによる積層過程、(中)3Dプリンターならではの織柄デザイン、(右)中空形状 (写真左)モルタルによる積層過程、(中)3Dプリンターならではの織柄デザイン、(右)中空形状

建設用3Dプリンターは、3D CADデータを基に立体物を自動で製作する成形機で、ロボットアームに取り付けたノズルからモルタルを吐出して積層し、立体的な造形物を短時間で成形できる。通常の成形方法のような型枠を使用しないため、複雑な形状や精緻なデザインも表現できる上、型枠の製作と管理コストの削減にもつながる点がメリットだ。

同社が導入した3Dプリンターは、小型~中型の造形物の製作に対応しており、最大で2500mmまでの成形が可能だ。最小積層ピッチは6mm。1500×200×300mmのモニュメントの造形は約30分で完了する。

既にゼネコンなどから要望を受け住宅や商業施設および公共施設向けの外構材やベンチ、モニュメントなどの景観材の製作を開始している。今後はよりサイズの大きな中型~大型の造形物や高強度を要する造形物への対応力を高めるとともに、需要に応じて3Dプリンティングの設備増設やオンサイトでのプリンティング体制の構築も目指す。

 (写真左)クラボウのロゴデザインを積層による陰影で表現、(写真右)花をモチーフにしたテーブル (写真左)クラボウのロゴデザインを積層による陰影で表現、(写真右)花をモチーフにしたテーブル

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