IoTアイデアコンテスト「obniz IoT コンテスト2021」受賞作品決定
2021/06/02 17:20
IoTのオリジナルアイデアを争う「obniz IoT コンテスト2021」の受賞作品が決定した。
同コンテストは、obnizが自社のIoT用コントロールボード「obniz Board(オブナイズボード)」または「obniz Board 1Y(オブナイズボード・ワンワイ)」を用いたIoTのオリジナルアイデアを募集したものだ。2021年3月から同年5月にかけてハードウェアの開発者コミュニティ「elchika エルチカ」にて開催し、「電子工作部門」および「スマートホーム部門」の2部門を設けた。応募総数175件の中から同社obniz開発チームが各賞を選出した。
電子工作部門の最優秀賞は、「非接触空間センサーとobnizで作る"忍びの地図"」(応募者名3duilab)だ。映画「ハリー・ポッター」に登場する魔法の地図、"Marauder's Map"(忍びの地図)を非接触空間センサーを使って再現したものだ。歩いた足の位置や向きを足型によってリアルタイムで表示させることができる。複数台連動させることで、セキュリティやアミューズメントなどに活用できる可能性があるという。
スマートホーム部門では、「突然の雨でも安心!『洗濯物取り込みくん』」(応募者名ironikot)が最優秀賞を獲得した。同作品は、土壌湿度センサーを活用して降雨を検出。サーボモーターなどを使って自動的に洗濯物を取り込むことができる。しきい値設定によって反応する降雨量を調整することができる。
その他電子工作部門の優秀賞には、センサーやLINEで対話しながら植物の手入れができる「【Wekiの気持ち】植木の環境状態を測定して植木とのコミュニケーションを図る」や、指定人数のボタンを押すと自動的にシャッフルと配布をしてくれる「オンライン操作のカードシャッフラー」などが選ばれた。また、スマートホーム部門の優秀賞には、天気予報データを活用して雨を知らせてくれる「お出かけ先の天気と連動するIoT傘立て」や、帰宅時に「ただいま」の挨拶を促してくれる「黙って帰らせないず-- obnizとクラッピーで「ただいま」言わせる」などが選ばれた。
最優秀賞にはAmazonギフト券5万円分が、優秀賞にはobnizオリジナルTシャツがそれぞれ贈られる。