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帝人ナカシマメディカルの脊椎固定用デバイス「UNIOS PLスペーサー」が保険収載——産学連携プロジェクトの成果として開発

帝人ナカシマメディカルは2021年6月1日、脊椎固定用デバイス「UNIOS PLスペーサー」が保険収載されたことを発表した。

同社は、2012年から日本医療研究開発機構(AMED)の「医療分野研究成果展開事業・戦略的イノベーション創出推進プログラム(S-イノベ)」において、東京医科歯科大学を代表機関とするプロジェクトに参画。脊椎疾患の治療に用いる脊椎固定用デバイスの開発に取り組んでおり、UNIOS PLスペーサーはこうした産学連携プロジェクトによる共同研究の成果として開発された。

UNIOS PLスペーサーは、椎間板ヘルニアや脊椎すべり症などの脊椎疾患の治療に用いる脊椎ケージだ。籠のような形状をしており、手術によって除去された椎間板の代替として椎体間の高さを保持するとともに、椎体骨と癒合して固定されることで、背骨の矯正や修復に用いられる。

一般的な脊椎ケージは、十分な骨癒合を得るために自家骨(患者自身の骨)を製品の空洞部分に充填する必要がある。自家骨の採取による患者の痛みや医師の負担の軽減に向けて、自家骨の充填なく十分な骨癒合が得られる製品の開発が望まれていた。

UNIOS PLスペーサーの特徴は、椎体骨との癒合と早期の固定を得るため、椎体骨との接触面に3Dプリンターによる金属加工技術(三次元金属積層造形法)を用いた微細構造をデザインしていることだ。これにより、デバイスの表面/内部での骨形成と同時に骨配向化が誘導されるため、自家骨を粉砕してケージ内に充填するなどの処置を行わずに優れた骨癒合を得ることが期待できる。

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