“賢くしたたか”な植物の根をヒントにロボット開発「ロボット学者、植物に学ぶ」発刊
2021/06/24 10:20
成長する植物ロボットを開発した科学者が語る科学ノンフィクション「ロボット学者、植物に学ぶ 自然に秘められた未来のテクノロジー」が白揚社から発売される。
同書の著者バルバラ・マッツォライ氏は、イタリア技術研究所マイクロバイオロボティクスセンターのディレクターで、世界初の成長する植物ロボット「プラントイド」を開発。同氏が「生物学×テクノロジー」の驚きのコラボレーションについて語る。
バイオミメティクスでは、生物からヒントを得て新技術を開発するが、今回著者らの研究チームが着目したのは「植物の根」だ。一見動かないと思われている植物も、動物とは別の原理でしっかりと動いており、人間が感じているよりも賢くしたたかに生きているという。バイオロボット工学者たちがそこから学び驚嘆しながら斬新なロボットを生み出していくことになる。
四六判240ページで定価2860円(税込)。2021年7月7日の発売予定だ。