新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Raspberry Piで円周率を計算——蛇口から円周率が流れ出す「Raspberry Pi Spigot」

Raspberry Pi財団は2021年5月27日、公式ブログでRaspberry Piを使って円周率を計算するプロジェクト「Raspberry Pi Spigot」を紹介した。同プロジェクトは、同年3月14日の円周率の日「Pi Day」に、Adrian Chung氏が公開したものだ。

photo

Chung氏はPi Dayの「スピードラウンド」コンテストに向けて、円周率を高精度に計算するツールとしてRaspberry Piの採用を思いついたという。円周率を一般的な多倍長計算で求めるのではなく、超越数を左の桁から順番に計算するSpigotアルゴリズムを取り入れている。Spigotアルゴリズムは、メモリの容量に制限されるが、短いプログラムの繰り返しで延々と円周率を計算し続けられるメリットがある。

photo

ディスプレイは、LEDドライバ「MAX7219」で制御する8×8LEDモジュールをSPI通信でRaspberry Piと接続する。蛇口から出る水を表現するLEDはGPIOピン×3と接続し、GPIOピン×2と接続したポテンショメータで、蛇口のハンドルの位置をチェックする仕組みだ。

Chung氏によると、Raspberry Pi Spigotを約6時間動かして8000桁以上の計算ができたという。もっと早く計算できる能力はあるが、ディスプレイ表示が追い付かずぼやけてしまうとのこと。

Raspberry Pi Spigotの作製方法の詳細は、ものづくりプロジェクト向けコミュニティプラットフォーム「Instructables(インストラクタブルズ)」でシェアされており、『The MagPi magazine』誌の2021年6月号にも紹介されている。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. 世界最大の浮体式洋上風力発電誕生——5万5000世帯分の電力量に匹敵
  2. 自分の自転車を電動化できる——イギリス発「Universal eBike Conversion Kit」
  3. 二酸化炭素からでんぷんを人工合成するプロセスを開発——農業によるでんぷん生産を置換する
  4. Raspberry Piで高画質動画撮影を可能にする「Raspberry Pi Cinema Camera」
  5. 世界最大の浮体式洋上風力発電誕生——5万5000世帯分の電力量に匹敵
  6. CQ出版が「ラズパイ/PCで体験!計測のためのカメラ画像処理」を刊行
  7. 趣味から仕事まで使える!Raspberry Pi(ラズパイ)の使い方とオススメキット
  8. 掃除機より静かな飛行機——AirbusがeVTOL「CityAirbus NextGen」を公開
  9. ラズパイでナンプレを解く——Pi Zero Wで3Dプリンターを「Sudoku solving robot」に改造
  10. 電気不要で冷却——太陽光と水で作動する再生可能な冷却システムを開発

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る