Polyuseら、建設用3Dプリンターを用いた実利用構造物の施工実験に成功
2021/07/01 12:00
建設用3Dプリンターを開発するPolyuseが、前田建設と共同で、同プリンターで造形した集水桝を埋設施工する実証実験に成功したと発表した。
両社はそれぞれの強みを組み合わせることで建設用3Dプリンターの建設業での実運用を目指し、老朽化した既設の集水桝の取替工事で実証実験を実施した。
まずPolyuseが開発した同プリンターを用いて現地で集水桝を造形。水密性試験などを実施した後に実際の埋設工事まで行った。さらに側溝や排水管と接続しての雨水の排水などの実利用評価や、工事コスト最適化に関する評価なども行った。
Polyuseによると、建設用3Dプリンターを用いた実利用する土木構造物の造形および施工は国内初となるという。