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ArduinoでLoraWAN接続——スイッチサイエンス、Arduino MKRシリーズ3製品を発売

スイッチサイエンスは2021年8月6日、Wi-Fi/Bluetooth接続が可能な「Arduino MKR WiFi 1010」、LoRaWAN接続が可能な「Arduino MKR WAN 1310」、屋外での使用も可能な「GSM用ダイポールアンテナ(Arduino MKR WAN 1310用)」の販売を開始した。

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Arduino MKR WiFi 1010は、Wi-Fi/Bluetooth接続を構築できるシンプルなボード。メインプロセッサーにArm Cortex-M0 32-bit SAMD21、Wi-Fi/Bluetooth接続に2.4GHz帯で動作するu-blox NINA-W10チップセットを採用し、Microchip ECC508暗号化チップで接続の安全性を高めている。オンボード充電器とRGB LEDなどを搭載し、寸法は61.5×25mm、重量は32gで、価格は3960円だ。

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Arduino MKR WAN 1310は、メインプロセッサーにArm Cortex-M0 32-bit SAMD21を、LoRa接続にCMWX1ZZABZ LoRa moduleを搭載したマイコンボードだ。LoRaWANなどのインフラに接続することで、Arduino IoT Cloudへの接続が可能になる。国内での使用には工事認証されたGSM用ダイポールアンテナが必要で、LoRaWANへの接続には周波数に対応したゲートウェイが別途必要となる。搭載されたセキュアエレメント(ECC508)により、情報の暗号化にも対応する。寸法は67.64×25mm、重量は32gで、価格は5940円だ。

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GSM用ダイポールアンテナ(Arduino MKR WAN 1310用)は、スマートデバイスをクラウドに接続できるアンテナだ。Arduino MKR WAN 1310用アンテナとして工事認証されており、850/900/1800/1900MHzのGSMとUMTS(3G)帯に対応している。小型の機器向けに設計されており、ワイヤレスターミナルやゲートウェイ、アクセスポイントとして使用できる。防水プラスチック製カバーに覆われているため、屋外での遠隔測定や車内での使用にも適している。寸法は130×16×5mm、ケーブル長は120mmで、価格は660円(価格は全て税込)だ。

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