IoT向け六角形マイコンボード「Magicbit」——各種モジュールは4辺に差し込んで接続
2021/08/23 07:30
IoT教育や電子工作に適したマイコンボード「Magicbit」がKickstarterに登場し、順調に資金調達が進んでいる。
Magicbitは、IoTに関する教育、電子工作などを目的としてデザインされ、ESP32(240MHz、SRAM 520KB、フラッシュメモリー4MB)ベースの小型コンピューターだ。
六角形のボード上に、押しボタン、LDR(フォトレジスター)、ポテンショメーター、LED、ブザー、有機ELディスプレイ、モータードライバーなどを備えている。通信機能は、Wi-Fi、Bluetooth、USBに対応。ただし、Wi-Fi、Bluetoothを日本国内で使用するには、技適(技術基準適合証明・認定)を取得し、技適マークが付されていなければならないので、注意が必要だ。
六角形ボードの4辺はセンサーなどのモジュールを接続するコネクターになっている。キャンペーン時点で用意されているモジュールは、モーションセンサー、温湿度センサー、赤外線エミッター、赤外線レシーバー、近接センサー、RGB LED、チルトセンサー、サーボモーター、超音波距離センサー、土壌水分センサーの合計10種類だ。
IoTの実装は、クラウドベースのIoTプラットフォーム「Magicblocks.io」を使って行う。Magicblocks.ioには、デバイスマネージャーと、「Node-RED」ベースのビジュアルコードビルダーが用意されている。また、モバイルアプリも用意されており、スマートフォンとの連携も可能だ。
Magicbitの早期割引価格は、各種センサーとサーボモーターなどを含むキット「Magicbit Pro」が84オーストラリアドル(約6600円)、2セットでは159オーストラリアドル(約1万2500円)だ。出荷は2021年10月の予定で、日本への送料は1セットで27オーストラリアドル(約2100円)、2セットで34オーストラリアドル(約2700円)だ。
Magicbitは7000オーストラリアドル(約55万円)を目標に、2021年8月26日までクラウドファンディングを実施する。2021年8月20日時点で、目標額を上回る約3万7000オーストラリアドル(約299万円)を既に集めている。