Manufacturing Boosterでは、100年以上ものづくりに向き合ってきたKOBASHIの製造技術やノウハウを活用し、リアルテックベンチャー向けのものづくり診断サービスを提供するとともに、段階にあった開発や製造の支援を実施する。

ものづくり診断サービスの具体的な内容は以下の通りだ。

• ベンチャー側が「問診票」に記載し、ものづくりの課題感を把握
• 複数回にわたるヒアリングを通じた「診断」による、本質的な課題の認識
• 「カルテ」により、現状の課題と解決方針を言語化

リアルテックファンドは、投資先に対する資金調達や事業支援だけでなく、技術の社会実装に必要なさまざまな専門的知見を提供するための支援を実施する。これまでに広報、クリエイティブ、採用、知財、M＆AやIPOなどの支援体制を整えてきたが、今回Manufacturing Boosterによる製造支援が加わったことで、より一層リアルテック領域に最適化した機能別ハンズオン支援体制を確立した形だという。

これまで、リアルテックベンチャーの多くは、製品化の前に立ちはだかる数々の課題に悩まされてきた。特に「量産化の壁」と呼ばれる試作段階から量産への移行プロセスや、技術起点での発想から前進が求められる「顧客開拓の壁」などの課題は大きなハードルとなっていたということだ。