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炭素繊維強化材料に最適化——Raise3D、工業向け3Dプリンター「E2CF」発表

Raise3Dは2021年8月5日、炭素繊維強化材料のプリントに最適化したFFF方式デスクトップ3Dプリンター「E2CF」を2022年春に発売すると発表した。

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同社の工業向け3Dプリンター「E2」をベースに開発したE2CFは、繊維強化材料のプリントに対応した設計が施されており、特にカーボンファイバー材料向けに最適化しているという。高い重量比強度部品を生産でき、長時間の運転でも安定した品質を持続したい自動車や航空宇宙、ヘルスケアなど広範な産業のニーズに応える。

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運用においては、Raise3Dオリジナルの専用スライスソフトウェア「ideaMaker」、クラウド型プリント管理プラットフォーム「RaiseCloud」、デュアルエクストルーダーで生産性を高めるIDEXテクノロジー、フレキシブルなビルドプレート、途中からプリントを再開する停電復帰機能、ドアセンサー、省電力モードといったRaise3Dの幅広いエコシステムが利用できる。

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フィードグリップ力がE2比で2倍あり、繊維強化フィラメントでも摩耗しにくい強化材料を採用したダブルギア押し出しシステムや、長寿命を考慮した機能と機械特性を備えるエクストルーダーとノズルにより、炭素繊維強化フィラメント「PA12 CF」の1000時間以上のプリントが可能。また、フィラメント用密閉式ドライボックス×2が付属しており、本体に装着すれば湿気の影響を避けながら安定した高品質なプリントを支援する。さらに、繊維強化フィラメント向けに最適化されたオートレベリング機能も備える。

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E2CF向けのカーボンファイバーフィラメントPA12 CF(密度1.04g/㎤、ヤング率3.3 GPa、引張強度72 MPa、衝撃強度12.5kJ/㎡)は、軽量かつ精密、高品質の長期維持といった要求を満たすパーツの造形や優れた仕上げ処理により、後工程を最小限に抑える。治具や取り付け具、さまざまな製造ツールや工業向けエンドユース部品の製作に適しており、繊維強化/カーボンファイバーフィラメント以外にも、汎用素材であるPLAやABS樹脂など広範な素材に対応できる。

E2CFの価格は4499ドル(約49万6000円)になる予定だ。

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