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さつまいもをAIで自動選別——ロビットのAI外観検査ソリューション「TESRAY」

ロビットのAI外観検査ソリューション「TESRAY for food & agri」が、さつまいも専門の食品会社ポテトかいつかに採用され、選別ラインで本格稼働を開始した。

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ポテトかいつかでは、選別工程における不良品の検出、等級分けを手作業で実施してきたために、生産量の増加に対して十分に対応しきれなかったり、従業員への作業負担が大きかったりするという問題があった。また、外観不良のチェック項目や選別先が多いために、手作業による選別品質にばらつきが生じやすいという課題もあった。

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今回同社が導入したロビットのAI外観検査ソリューションTESRAY for food & agriは、異常検出を高精度かつ高速に実施できるソリューションだ。インラインで全数検査できる。ロビットによると、AIから撮像、ロボティクスまでのすべての技術を自社で保有することで実現できたという。

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同ソリューション導入によりポテトかいつかでは、さつまいもに最適化したラインを開発し、搬送から計量、撮像、AIによる選別判定、そして選別までの工程を自動化。また、多面撮像機構によるさつまいもの全周検査や、すべての外観不良項目の検査も可能にした。

同ソリューションは2020年1月から本格稼働を開始。品質規格の自動選別による品質の安定化や、作業者の負担軽減による人材の定着化、また、不良項目のデータ蓄積などの効果が期待できるという。

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